ロンドンとデンハーグで刃物殺傷事件:ロンドンはイスラムテロ事件

11月29日にロンドン(英国)とデンハーグ(オランダ)で相次いで刃物による殺傷事件が発生した。
ロンドンでは、ロンドン橋近くの会場で会議に参加していた犯人のウスマン・カーンが会場で出席者らを襲撃。2人が死亡し、3人が負傷した。犯人は刃物をふるって逃走を続けたが、ロンドン橋上で通行人らに攻撃され、取り押さえられた。犯人は爆弾入りのチョッキと思しきものを着用しており、急行した警官らにより射殺された。後にチョッキは作り物であり、爆弾ではないことが判明した。
犯人のウスマン・カーンは28才、イスラム過激派で、テロ計画の容疑で2012年に禁固16年の有罪判決を受けた人物だった。最近に仮出所が認められ、同日には出所者の社会復帰に関する会合に出席した際に犯行に及んだという。警察はテロ事件として捜査を開始、「イスラム国」は30日の時点で犯行声明を出した。英国のジョンソン首相は12月1日、再発を防止する目的で、テロ関連の犯罪者には禁固14年の刑罰最低限を適用することにすると予告した。
また、オランダのデンハーグでは、ロンドンの事件から数時間後に、刃物による傷害事件があった。「ブラックフライデー」で買い物客が多数訪れていた市内の百貨店内で刃物により3人の未成年者が負傷、一時は付近がパニック状態となった。負傷した3人は、13才の少年と15才の少女2人で、お互いに面識はなかった。いずれも軽傷で、入院せずに同日中に帰宅した。警察は30日、国内の中部地方で35才の容疑者を逮捕したと発表。男は住所不定の人物だという。警察は、テロ事件の可能性については明言を控えている。