44%の開業医がかかりつけ医引き受けを拒否=消費者団体調査

消費者団体UFCクショワジールは21日、かかりつけ医になることを拒否する開業内科医が多いことを示す調査結果を発表した。全国平均で44%の医師が拒否したという。
かかりつけ医は医療制度の入り口としての役割を担っており、専門医や病院へは、かかりつけ医の紹介を経てでないと健保の払戻率が低くなるといったペナルティが患者に課される。通常の診察も、かかりつけ医以外の医師のところへ行くとやはりペナルティが課される。UFCクショワジールは、かかりつけ医となるのを拒否されたとの報告を受けて、覆面調査を全国の78県で合計2770人の開業医を対象に実施。その結果、予想を上回る規模の拒否がなされていることを確認した。
状況は地域により大きく異なり、拒否されるケースが占める割合は、セーヌエマルヌ県で86%など、大半の場合拒否されるという県も見受けられた。拒否の理由としては、「担当している患者がたくさんいる」が71%と多く、「近く引退する」が14%となっている。人口3000人以下の市町村と10万人以上の市では、拒否の割合が33%程度だが、人口1万-10万人の市においては52%と高くなる。UFCクショワジールはこの結果について、医療砂漠だと道義的に患者を拒否することにためらいが生じるが、ある程度医師がいる地域では、自分がやらなくてもよいという無責任な気持ちが生じるのが原因ではないかと指摘している。