年金改革:労組CFDTも国鉄SNCFのストに合流

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年金改革を巡り、ドルボワ年金改革高等代表とジェバリ運輸閣外相は21日、国鉄SNCFの2労組(UNSA、CFDT)の代表を迎えて会談した。労組側は、新たな譲歩がないことに不満を表明、CFDTは12月5日の鉄道ストに合流することを決定した。
年金改革においては、SNCFなど公社組織等の各々に適用される年金特殊制度の改革が焦点の一つになっている。SNCFとRATP(パリ交通公団)の労組は、12月5日に更新可能な無期限ストを開始すると予告しており、21日の協議では、これを回避するための具体的な提案がなされるかが注目されていた。出席した2労組によると、政府側の提案には新味がなく、これまでストへの合流を見合わせていた改革派労組のCFDTも、CGT及びUNSAが予告していた12月5日開始のストに合流することを決めた。
報道によれば、政府は、ストがどの程度の規模になるか、またどの程度の期間に渡るかを見極めた上で、12月半ばに労組との交渉に着手する考えであるという。取り沙汰されていた「祖父条項」(改革を新規採用者から適用し、従来の職員には旧制度の適用を継続する)を含めて、政府はあらゆるオプションを温存しつつ、応じる譲歩をどの程度にするかを決めるのだという。これだと、12月前半の交通事情は大混乱となる恐れがある。