DV死、「司法の対応には問題が」=ベルベ法相

ベルベ法相は17日、DVに対する司法の対応に関する調査報告書を公表した。法相は17日付の日曜紙JDDとのインタビューの中で、「司法の対応には明らかに問題がある」と認めて、対策導入に向けた決意を示した。政府は25日に対策の詳細を発表する予定。
法務省監察局がまとめた報告書は、2015年から2016年にかけて発生した88件のDV殺人・殺人未遂・暴行致死事件(刑が確定した件に限る)について、司法の対応がどうだったか調べた。これによると、下された刑罰等は適正な水準だったが、事件が発生するまでの経緯については悔いが残る場合が多かった。事件のうち63%では、事前に警察等に対して通報等がなされており、被害者本人による被害届も40件を数えたが、調査などの対応がなされていたのは18%に過ぎなかった。被害者が提訴を行ったのは全体の24%だったが、その半数以上が不起訴となっており、十分な捜査が行われていないケースが目立った。事情聴取もなされずに捜査が打ち切られたケースも見られた。