パリ市議会、野生動物のサーカス排除を決定

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パリ市議会は16日、野生動物を興行に用いるサーカスに対して、土地占有許可を付与しないことを決めた。2020年から適用する。
野生動物を使役するサーカスの禁止又は制限措置は、世界の40ヵ国程度が決定済みであり、欧州でも28ヵ国がそうした措置を導入しているという。フランスでも、世論調査によると、6割の人がサーカスにおける野生動物の禁止措置を支持している。動物愛護団体などはパリ市の決定を歓迎し、政府に対して、立法措置を講じるよう呼びかけた。これについてボルヌ環境相は、数週間中に力強い決定を下す、とコメントした。
パリ市が決めた措置は、市内の土地を一時的に占有する巡回興行者には有効だが、市内に常設の劇場を自ら保有しているシルクディベール・ブリオーネには適用されない。同サーカスのブリオーネ社長は、サーカスの動物は野生動物を捕獲したものではなく、飼育環境で生まれたものだと指摘した上で、虐待の疑いがある場合には興行に応じていないと説明。決定は有権者の歓心を買うのが目的であり、パリ市はそんなことをする前に、路上生活を強いられているホームレス対策を進めるべきだ、とコメントしている。