ツールドフランスの「永遠の2番手」、プリドール氏が死去

自転車ロードレースの名選手として知られたレイモン・プリドール氏が11月13日、自宅のあるサンレオナールドノブラ市(オートビエンヌ県)で死去した。83才だった。
プリドール氏は1936年、クルーズ県で生まれた。自転車は独学で練習し、1952年、16才の時に初めて自転車ロードレースに出場。1960年にプロ入りした。1976年に現役を引退するまでの16年間で、スペイン大会優勝(1964年)をはじめとする輝かしい戦歴を残した。しかし、プリドール氏を有名に、また人気者にしたのがツールドフランスでの活躍で、1962年の初出場から1976年までの14回の出場で、7回に渡り表彰台に上り、うち3回は第2位となったが、決して優勝することはなく、また、総合首位を意味する「マイヨ・ジョーヌ」を大会中に着ることさえ一度もなかった。実力者ながら永遠の2番手という悲運に加えて、持ち前の飾らない人柄とユーモアが愛され、競技生活者時代も、また引退後も、ツールドフランスの顔として絶大な人気を誇った。同じくフランスの名選手、ジャック・アンクティルとの英雄的な戦い(1964年)は、テレビ中継が一般化するようになった時代を代表する映像として、今日まで受け継がれている。