学生が抗議行動、大学生の焼身自殺未遂事件がきっかけに

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

リヨンをはじめとする一部の都市で11月12日、学生団体による抗議行動があった。リヨン市のCROUS(大学生の福利厚生を担当する公的機関)事務所前で11月8日に22才の男子大学生による焼身自殺未遂が起きたことを受けて、大学生の生活状況の悪化を訴える抗議行動が各地で行われた。
焼身自殺を図ったのは、リヨン第2大学の政治学部の学士課程に通っていたアナス・クルニフさんで、2回の留年を経て奨学金の給付を打ち切られていた。クルニフさんは、生活苦を訴えるコメントをインターネット上に公表後、CROUSの事務所前でガソリンをかぶり、衣服に日をつけた。クルニフさんは現在、重篤な状態で入院中。
12日に同じリヨン市のCROUS前で行われたデモには1000人余りが参加。物価高や支援の削減などにより学生の生活状況が著しく悪化しているなどと訴えた。同日にはこのほか、リール市の法学部で一部の学生が建物を占拠する実力行使を行い、同日に予定されていたオランド前大統領の講演会が中止された。パリでもCROUS前で抗議行動が行われたほか、高等教育省に少人数のグループが乱入し、ビダル高等教育相の辞任を求めて奇声をあげるなどの騒ぎがあった。