パリ首都圏で、格安乗り物パス「ナビゴ・シニア」が開始

報道によると、イルドフランス地域圏(パリ首都圏)は11月1日から、公共輸送機関で使える乗り放題年間パス「ナビゴ」について、62才以上の人を対象にする格安パス「ナビゴ・シニア」(Navigo Senior)を開始する。通勤者が利用する「ナビゴ」は、料金の半額を雇用主が負担することになっている。「ナビゴ・シニア」は、就労していないシニア(一部のパート就労者も対象に含む)に対して、地域圏が料金の半額を負担する。これで月料金の75.2ユーロの個人負担分は37.6ユーロへ減額される。また、学校の休み中に孫の世話などで利用者が他地域に滞在する期間があることなどに配慮して、利用しない期間中にはパスを一時停止することを可能にして、使い勝手を良くした。
「ナビゴ・シニア」の潜在的な対象者は190万人で、地域圏の負担額は年4000万ユーロと見込まれる。「ナビゴ・シニア」の導入による公共輸送の新規利用者は2020年には13-15万人と予測され、イルドフランス地域圏のペクレス議長は、自動車利用が減少することへの期待を表明した。