イスラム教寺院前で銃撃事件、犯人は逮捕

バイヨンヌ市(ピレネー・アトランティック県)近郊のイスラム教寺院前で28日午後、銃撃事件が発生した。信者2人が重傷を負った。犯人は逃走したが、自宅で逮捕された。
事件は28時15時20分頃発生。犯人のクロード・サンケ容疑者(84)は自家用車で寺院前まで来て、持参した容器に入れたガソリンを撒き、門扉に放火しようとした。礼拝堂で支度をしていた信者らがこれに気づき、止めようとしたところ、容疑者は所持していた猟銃を発射した。74才と78才の男性2人が重傷を負った。容疑者は、その場にあった負傷者の自家用車に放火した上で、自身の車で逃走した。目撃者が控えておいたナンバープレートを警察に通報した模様で、警察は数時間後に、サンマルタンドセニャン市(ランド県)の自宅で逮捕された。警察の調べに対して、容疑者は犯行を認めているという。
サンケ容疑者は元軍人で、教育省に務め、現在は退職している。自宅からは猟銃などが発見されているが、スポーツ射撃の競技者として、免許を得て所有している武器だった。同容疑者は外国人排斥の主張を声高に掲げることで地元では有名で、2015年の県議会選挙には極右政党FN(現RN)から立候補して落選したこともある。RNは、現在ではサンケ容疑者は党とは一切かかわりがないと説明。RNのマリーヌ・ルペン党首も犯行を非難するコメントを発表した。警察では犯行の動機を詳しく調べている。