パリでCO2排出量の継続的測定ツールが運用開始へ

パリにおいて、CO2排出量を継続的に測定、モデル化するツール「Origins.earth」の運用が開始される(fr.origins.earth)。このツールは、同名の仏スタートアップ企業が中心となって開発。10月22日に、仏環境サービス大手スエズ、気候・環境に関する研究所のLSCE、世界気象機関(WMO)と共に、その運用開始を発表した。CO2排出量測定にはデータ収集などに長い期間を要するのが常で、パリでの最新のデータは2016年に発表された2014年のものとなっている。これに対し、「Origins.earth」プロジェクトでは、首都圏に20基弱のセンサーを設置(これまでに7基が設置済み)して二酸化炭素の濃度を測定、そのデータを処理して、人間の活動に由来するCO2と自然に発生するCO2を弁別し、実勢値を推計。毎週、「CO2排出量の予報」ともいうべきデータを一般に公開する。また、パリ市が設定している「2050年のCO2排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)」の目標達成度合いを1から5までのポイントで示し、その政策の有効性も判断する。同プロジェクトのコストは数百万ユーロで、スエズが負担した。