ルバロワペレ市のバルカニ市長夫妻に新たな有罪判決

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

パリ地裁は18日、パリ西郊ルバロワペレ市のバルカニ市長夫妻に対して、資金洗浄で有罪判決を下した。パトリック・バルカニ市長には禁固5年、夫人のイザベル・バルカニ筆頭助役には禁固4年の、それぞれ実刑判決が言い渡された。両被告人は判決を不服として控訴した。
バルカニ夫妻には、去る9月13日に、脱税容疑でそれぞれ禁固4年と禁固3年の実刑判決が言い渡されていた。バルカニ市長は判決後に逮捕され、現在も勾留中となっている。バルカニ市長は今回の判決には出廷しなかった。
バルカニ夫妻は、脱税により多額の蓄財(税務当局は430万ユーロと主張)を行い、それで内外の不動産をトンネル会社経由で購入するなどして、資金を隠していた疑いがもたれている。裁判は脱税と資金洗浄・汚職の2つの容疑に分けて行われ、今回の2件目の判決は後者が対象となっている。裁判所は、外国の不動産買収に関与したサウジアラビアの資産家との関係における収賄容疑については、バルカニ夫妻の責任は問わず、資金洗浄の部分に絞って有罪判決を言い渡した。1回目の有罪判決と同様、被選挙権の10年間停止も命令。また、やはり1回目と同様に、バルカニ市長について逮捕状を発行し、勾留を命じた。
地元のルバロワペレ市においては、長年に渡り利益誘導に努めてきた恩義も手伝い、一部の有権者らはバルカニ夫妻を強く支持している。バルカニ市長逮捕に伴い、イザベル・バルカニ筆頭助役は臨時市長を務めると共に、2020年の統一市町村選挙には夫ともども出馬して再選を狙う考えを明らかにしている。控訴により被選挙権の停止命令は執行が差し止めとなるため、上告審で決着がつくまでに時間がかかることを考えると、バルカニ夫妻の出馬を妨げるものはないと見られる。