インフルエンザ・ワクチンの接種が開始

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

仏でインフルエンザ・ワクチンの接種キャンペーンが開始された。2019冬の8週間のインフル流行で、高齢者を中心に9900人が死亡しており、専門家はワクチンの接種を強く勧めている。WHO(世界保健機関)は、インフルの流行を抑え、ワクチン未接種者も有効的に保護するのには、感染リスクの高い人のワクチン接種率を75%に高めることが必要と勧告している。仏では2009年までは65才以上の高齢者の接種率はほぼ75%に達していたが、その後、接種率が急低下し、2017年12月末では、高齢者の接種率は53%、また感染リスクが低いとされる65才未満では31%までに低下した。政府は薬局での接種に関する試験を4地域圏で実施した後、今年からこのサービスを全国へ拡大したことで、接種率の引き上げに期待している。薬局でのワクチン接種は、接種に関する訓練を受け、接種するための個室が併設されている薬局のみで実施される。
仏では、生後6ヶ月からの「Vaxigrip Tetra」(仏サノフィ)と3才からの「Influva Tetra」(米マイラン)の2種類のワクチンが用意されている。接種料は10.61ユーロで、感染リスクの高い人(65才以上、特定の慢性病を抱えている人、肥満症の人、妊婦など)へは健保が費用の100%を負担する。それ以外の人は医師の処方箋があれば、65%の還付を受けられる。