名門校8校、奨学生が占める割合を引き上げるための取り組み案を提示

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俗にグランゼコールなどと呼ばれる公立名門校のうち8校(高等師範学校の4校、ポリテクニーク、HEC、Essec、ESCPヨーロッパ)は10月14日、高等教育省に対して、奨学生の受け入れ拡大につながる選抜方法改正などの取り組み案を提出した。
マクロン大統領は、エリート養成の高等教育機関の制度改正を予告している。高等教育省はそれに絡んで、奨学生が生徒に占める割合が高等教育部門全体の割合である38%と比べて特に低い8校(高等師範学校では19%、ポリテクニークでは11%)に対して、対策の策定を求めていた。
エリート養成機関である名門校については、その選抜の仕組みが、事実上、余裕のある層の子女のみを優遇する形となり、恵まれない層の社会進出を阻んでいるという批判がある。8校の代表はこれに答えて、具体的な対策案を盛り込んだ提言書をまとめた。この中には、第1次選抜試験である筆記試験において、奨学生について点数を上乗せする制度の導入や、過去に出題された問題の公表、全国の高校において有望な生徒を見出し、受験を支援する制度の導入といった取り組みが含まれている。その詳細な内容については今後に調整がなされる予定。
8校を含む高等教育機関は対策をまとめて提出し、11月には監督委員会が設置され、具体的な取り組みを決め、その実施状況のモニタリングがなされる。高等教育省は、5年以内に奨学生が占める割合を、すべての高等教育機関で同程度とすることを目標に掲げている。