パリ北駅の再開発計画:当局機関が計画を承認

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

パリ北駅の再開発計画について、商業施設の整備計画の審査機関CNACは10日、計画を承認する決定を下した。下位の県単位の審査機関は、商業スペースが多すぎることを問題視して、計画に反対する意見書を提示していたが、上位機関のCNACはこれを退け、承認することを決めた。建築許可取得に向けた障害が取り除かれた。
パリ北駅の再開発計画は、2024年のパリ五輪を視野に、乗客増加に対応できる新時代の駅舎を整備する目的で準備された。駅の東側にある建物を増築して出発ロビーを整備し、出発と到着の旅客の流れを分離することで、乗客数の増加に対応する(現在の1日70万人が2030年には90万人に)施設にするという趣旨だったが、店舗など商業スペースの開発による収入で投資額を全額捻出するというプランに対して、商業主義的で駅の本来の機能が損なわれるなどとする批判の声が上がり、当初は計画に賛成していたパリ市も、最近になって計画に修正を要求するようになっていた。
CNACの承認を経て、計画は実現に向けて一歩前進したことになり、国と地元のパリ首都圏(イルドフランス地域圏)も計画を支持しているが、パリ市は計画の修正を求めて圧力をかける構えを崩していない。