ルノー、ボロレCEOを解任

仏自動車大手ルノーは10月11日朝に取締役会を開催し、ボロレCEOの解任を決定した。同日付で解任し、デルボスCFOを暫定CEOに任命した。スナール会長が午後から本社で記者会見を開いて詳細を説明する予定。
仏メディアはすでにルノーがCEOの交代を計画していると報じていた。ボロレ氏の解任の理由としては、マネジメント上の不手際(複数の幹部が相次いで辞任し、競合のPSAなどに移籍)と業績の悪化(1-6月期の営業フリーキャッシュフローが7億ユーロ以上の赤字に)が主にあげられているが、メディアは、同氏の「ゴーン時代の人」というイメージの強さや、日産の経営陣との折り合いの悪さが今後のルノー・日産アライアンスの再建にとって不都合だとも指摘していた。
ボロレ氏は11日付の仏レゼコー紙とのインタビューで、「8日夜に東京で飛行機に乗り、9日の早朝にパリに戻った時点で、報道によってスナール会長が私の退任を望んでいると知らされた。会長はこれまで私達の間には一切の齟齬はないと繰り返し語っていたし、私も会長に対して誠実に振る舞ってきた。私が批判される点があるとすれば、2018年初めにゴーン氏の提案により取締役会の全会一致でCOOに任命されたことかも知れない」と述べ、ゴーン色の一掃が背景にあると示唆。そのうえで、自らを退陣させようとする突然の動きを「不安な強権発動」と形容、その「暴力性と意外性」に強い驚きを表明した。
AFPが得た消息筋の情報によると、11日の取締役会にはボロレ氏自身も出席した。通常は解任ではなく自主的な退職という形にするのが慣行だが、ボロレ氏が辞任を拒否し、解任が決まったという。解任に反対票を投じた取締役はいなかった模様。