パリ北駅の再開発計画、パリ市が異議

パリ北駅の再開発計画について、北駅があるパリ10区の区長とパリ市都市整備担当助役が連名で、計画を支持しない旨を10月1日付のルモンド紙に対して明らかにした。パリ市議会は7月に、この計画への支持を議決していたが、ジャン・ヌーベル、ロラン・カストロなどの建築家のグループが9月初めに、都市整備における重大な誤りとしてこの計画を批判したことから風向きが変わった。計画の反対派は、商店・飲食店などの商業スペースが大きく取られている点を問題視しており、テナント料でプロジェクト費用を賄うという資金調達方法についても、公的資金による整備を優先すべきだと主張している。
仏国鉄SNCFのペピCEOはこの件について、現行プロジェクトをそのまま推進すれば、再開発工事は2023年末に完了し、2024年パリ五輪に間に合うが、計画見直しとなれば、完成は2027年以降になると言明した。なお、商業スペースの建築許可申請を調査する県委員会(CDAC)は6月末に、この計画に否定的見解を表明したため、この件は全国委員会(CNAC)で審査されている。その判断は10月10日に公表される予定。