マクロン大統領、移民・難民政策の見直しに意欲

マクロン大統領の提案により、移民・難民政策に関する国会審議が行われる。9月30日に下院で、10月2日に上院で行われる。マクロン大統領は、極右勢力が移民・難民政策で過激な主張を繰り返すのを封じるためにも、この問題をしかるべき枠で審議し、対応を探る必要があると主張し、臆さずに議論を喚起する姿勢を強調している。25日には、仏民放ラジオのヨーロッパ1とのインタビューに応じた機会に、この問題について見解を表明。不法移民に提供される医療援助(AME)の見直しに前向きの姿勢を示し、医療を受けるために入国するといった制度の乱用がないかどうか調べることが肝心だと言明した。不法移民の国外退去処分の徹底や、移民同化を目的とするフランス語教育の強化などにも言及した。政府筋ではこのほか、欧州連合(EU)レベルの難民局の設置により、難民受け入れの基準を各国で平準化する取り組みを挙げている。また、移民の家族呼び寄せの制度についても、聖域を設けずに再検討する考えを示している。