グレタ・トゥーンベリさん、フランスなど5ヵ国を通報:児童の将来を破壊、と

ニューヨークで開かれた国連気候サミットに出席したスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)は23日、12ヵ国の8-17才の青少年16人と共に、5ヵ国の汚染国の事案を通報する手続きを行った。トゥーンベリさんらは、フランス、ドイツ、アルゼンチン、ブラジル、トルコの5ヵ国について、その政府が気候変動対策に無策であることで、国連児童の権利条約を侵害したと主張している。
侵害事案の通報は、同条約の第3選択議定書により2014年から可能になった。大規模な汚染国である米国、中国、インドなどは同議定書を批准していないことから、批准が済んでいるフランスなど5ヵ国が対象となった。トゥーンベリさんは23日の演説で、「若い世代は裏切りを絶対に許さない」などと述べて、強い調子で各国の代表に気候変動への対応を訴えた。
トゥーンベリさんの言動について、ポワルソン仏環境閣外相は国内メディアとのインタビューの中で、「意識を喚起するのは必要だが、解決法を示しているのか。絶望や、ほとんど憎しみにも似たもので人々を動かすことはできない」と述べて反論。ブランケル教育相も、気候変動対策を国際的に呼びかけているフランスを通報の対象とするのは逆効果だとの見方を示唆した。