自転車レンタルサービス「ベリブ」、軌道に乗り始める

パリ市とその近郊の自転車レンタルサービス「ベリブ」の加入者が24万5000人に達し、運営事業者が変更される前の2017年の30万人に接近しつつある。「ベリブ」の運営事業者は2018年に、屋外広告大手のJCドゥコーからSmovengo社に変更されたが、一連の問題が発生して、事業展開プランが契約通りに実施されていなかった。2018年3月末を期限としていた2万4000台の自転車を配置するという約束は未だに実現されておらず、駐輪ステーション数も予定の1400ヶ所を下回る1334ヶ所にとどまる。その一方で、電動自転車の人気の高まりや自転車レーンの延長を背景に、利用者が回帰しつつある。
パリ交通公団(RATP)が大規模ストを実施した9月13日には、利用回数は17万6000回と、Smovengo社による運営が開始して以来での最高を記録した。自動車及び自転車のレンタルサービスの振興を目的とするSAVMは9月19日の会合で、サービスの改善及び盗難・器物破損などの防止対策強化を継続するようSmovengo社に促した。
パリ市は自転車レーンの延長に取り組んでおり、例えばリボリ通りでは9月4日の自転車レーンの開設以来で、9万人の利用が記録された。
なお「ベリブ」1台あたりのレンタル回数は電動自転車で最高10回/日(非電動自転車で9回/日)、平均走行距離は3km、平均利用時間は17分、利用者の66%は男性。