ニセ外相の詐欺事件、7人が起訴に

ルドリアン外相を騙った詐欺団による資金詐取事件で、7人の被告人の起訴が決まった。フランス・イスラエル系の詐欺団による犯行だという。
この事件では、2015年から2016年にかけて、ルドリアン外相を名乗る人物が、資産家などから合計で5000万ユーロ程度を詐取した。人質解放のための秘密作戦に資金が必要であるなどと持ち掛け、事後の返済を約束して資金を指定の外国口座に振り込ませていた。まず、電話で連絡してビデオ会議をセットし、ルドリアン外相「本人」が資金要請を行うという段取りになっており、ラテックス製のマスクで変装し、顔真似により本人と誤認させていた。本人役で主犯格のジルベール・シクリ被告人は、いわゆる社長詐欺(経理担当に社長を偽ってメールを送り、「訳ありにて至急、振込みをせよ」と命じるという手口)の元祖として知られ、2015年にフランスの裁判所により、欠席裁判にて禁固7年の有罪判決を受けている。共犯のラサレビッチ被告人と共に2017年にウクライナにて逮捕され、フランスへの送還を経て、今回の件でも起訴に至った。ニセ外相事件では、著名資産家のアーガー・ハーン4世やトルコ人資産家のイナン・クラチ氏などが被害を受けたという。