仏国鉄SNCFの次期CEO、大統領府がファランドゥー氏を指名

大統領府は18日夜、国鉄SNCFの次期CEOとしてジャンピエール・ファランドゥー氏(62)を指名することを決めたと発表した。ペピCEOの後任となる。
ファランドゥー氏は技術系名門校の鉱山学校を卒業、1981年にSNCFへ入社し、今日までグループ内で要職を歴任してきた。現在は子会社ケオリス(公共交通機関運営)の社長を務めている。大統領府は社外からの人選も検討したが、ペピ現CEOは社内の人材の登用を要望しており、大統領府も結局、この要望を受け入れた。鉄道自由化に伴うグループ再編や公務員身分の職員採用の停止など、新時代の対応を迫られる課題が多い中で、グループ内で人望がある生え抜きの人材を登用して、労使関係の安定化を図る狙いがあると考えられる。
これとは別に、SNCFは18日、アンテルシテ(在来線長距離列車)の一部路線の車両更新の契約をスペインのCAFに付与する方針を明らかにした。パリ・クレルモンフェラン路線とパリ・リモージュ・トゥールーズ路線向けに28本を7億ユーロで発注する。75本にまで発注数を増やすオプションも追加される。仏競合アルストムにとって失注は痛手で、同社労組は反発を強めている。