仏本土にもピアス病菌の被害、オリーブの巨木が伐採に

南仏アルプ・マリティム県のマントン市にある植物園で10日にオリーブの巨木が伐採された。ピアス病菌(Xylella fastidiosa)の感染が確認され、防染を目的に伐採された。全体が焼却処分となった。近くにある2本のオリーブの木にも同じ処分が施され、監視が継続される。
ピアス病菌の被害は複数の種類の植物に生じる可能性があり、立ち枯れを引き起こすことで知られる。特定の昆虫が樹液を吸うことで木から木へと感染が広がる。近年では、イタリア・プーリア州のオリーブ園に大規模な被害を及ぼしており、特に懸念が広がっている。ピアス病菌には複数の亜種があるが、マントン市の植物園で確認されたのは、プーリア州で被害を出したのと同じpaucaという種類であり、仏本土では初めての確認とあって、懸念は特に大きい。ピアス病菌については不明な点も多く、感染により生じる被害の程度も場合により様々で、対策の立案も難しいのが実情だという。