上院になぜかヒトラーの彫像、ルモンド紙の取材で判明

上院にヒトラーの彫像が保管されていたことが、ルモンド紙の取材により明らかになった。上院が調査の上で写真をルモンド紙に提供した。
この彫像は35センチの金属製。現存するヒトラーの彫像はパリでは珍しく、これが唯一である可能性もある。上院はまた、ナチスドイツの旗(赤、白、黒の3色で中心に鉤十字を配したもの)が保存されていたことを明らかにして、写真を提供した。これらは上院の倉庫に保管されていたものだが、上院も出所は不明だと説明している。
ルモンド紙は彫像の存在を聞きつけて上院に問い合わせ、上院はこれに答えて情報の開示に応じた。ルモンド紙は発端となった情報源については明らかにしていない。上院の建物は占領時代には高級将校の公邸となっていたが、これらの彫像や旗が、ドイツ軍が撤収時に残していったものならば、それがそのまま保管されたとは考えにくく、パリ解放時のどさくさで盗難や取引の対象になったものが何らかの経緯で上院に持ち込まれ、保管されたまま今日に至ったものであるらしい。現在や過去の上院関係者はこれらの物品の存在を知らず、一様に驚きと遺憾の念を表明している。