パリ首都圏の観光客数、1-6月期にほぼ前年同期並みに

パリ首都圏の観光誘致機関CRTの集計によると、宿泊施設の利用客数は1-6月期に1728万人に上り、前年同期(1729万人)並みの水準を確保した。1-3月期に限ると、「黄色蛍光ベスト」の抗議行動の影響により、4.8%の減少を記録したが、4月以降は順調に回復した。イルドフランス地域圏(パリ首都圏)のペクレス議長は、成長の余地がある市場(米国、スペイン、日本、イタリア)とフランス国内の観光客をターゲットにした誘致努力が実を結んだと説明している。英国(12.7%減)と中国(4.4%減)からの観光客数の減少を、米国(6%増)と日本(11.7%増)からの観光客の増加が補い、全体として記録的な水準に達していた前年並みの水準を確保できた。5月と6月には、サッカー女子W杯とパリ航空ショーの開催も追い風になった。観光収入も98億ユーロと、前年比で0.1%の微減で済んだ。
8-10月の航空便予約は0.9%の減少を記録しているが、9月には心臓医シンポジウムが開かれ、3万5000人の訪問が見込めることから、通年の見通しも堅調で、2018年並み(5000万人、215億ユーロ)の達成が期待されている。