ビアリッツG7が閉幕、マクロン仏大統領の「勝利」

ビアリッツで開催のG7首脳会議が26日に閉幕した。仏紙は揃って、マクロン大統領の外交上の勝利としてG7の成果を報道した。
前回のカナダサミットは、トランプ米大統領が共同宣言に署名を拒否するという失敗に終わった。今回のサミットでは、マクロン大統領はトランプ米大統領との協議を通じて一連の合意の形成に成功した。両国間の懸案のうち、フランスが導入したインターネット大手課税に対して米国側が反発していた件については、フランス側が、経済協力開発機構(OECD)の枠内で企業の最低課税制度が導入され次第、インターネット大手課税で取り過ぎた分を弁済すると約束、米国側も態度を軟化させたという。マクロン大統領はまた、サミット開催中にイランのザリフ外相をビアリッツに招待。この招待はトランプ米大統領の承諾を得て行われ、米国とイランの首脳会談の実現に向けた道が開かれた。マクロン大統領は「数週間中の実現が期待される」、トランプ米大統領は「条件が揃えば会談に応じる」とそれぞれ言明した。マクロン大統領が開催直前になり取り上げたアマゾン火災問題については、9月の国連サミットの機会に支援策を協議することが決まった。米中貿易摩擦については、トランプ米大統領は中国との合意の実現に前向きの姿勢を表明。メルケル独首相ができる限り早期の実現を要望した米欧通商合意についても、トランプ米大統領は実現に意欲を見せた。
首脳会議の機会には、反対派による暴動の発生も懸念されたが、目立った衝突は発生せず、仏当局は面目を保った格好になった。