フォンテーヌブロー宮殿内の劇場、修復が完了

パリの南東にあるフォンテーヌブロー宮殿の劇場の修復がこのたび完了した。この劇場は、第2帝政期に皇帝ナポレオン3世が、ウジェニー妃のために、建築家エクトールマルタン・ルフュエルに命じて、1853−56年に建造させた。ベルサイユ宮殿の王妃(マリーアントワネット)の劇場をモデルとしている。1857年5月13日に開所したが、ナポレオン3世の失脚により、その存在が忘れられていた。ほとんど使われていなかったために保存状態は良好で、家具やカーペットなどは当時のまま。修復は2段階に分けて行われ、主要部は2014年に完了して一般公開されていたが、この度、その他の部分の修復も完了した。
アラブ首長国連邦のハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領が1000万ユーロの修復費用を負担した。ルーブル・アブダビ美術館の設置にかかわる政府間合意の枠内で、メセナ活動の一環として劇場の修復費用をアラブ首長国連邦が負担することで合意していた。