カルフール、ディスカウント志向の新形態店舗を展開

食品小売大手カルフールは、ディスカウントに軸足を置いた複数の形態の店舗の試験導入に着手した。発想の転換を通じて、消費者の新たな需要への対応を目指す。
カルフールはまず、外国で展開する「Supeco」ブランドの店舗を北仏バランシエンヌ市に9月3日にオープンする。9月25日には、さらにバランシエンヌ近郊のオナン市にも「Supeco」2号店がオープンする。「ソフトディスカウント」を旗印に、1300平方メートル程度の店舗で2000点と限定的な品揃え(これと比べて、スーパーの「カルフール・マーケット」では1万5000点を取り扱っている)として、安値で提供。非食品は入荷に応じた販売として、定番商品は置かない。その一方で、生鮮食品は充実し、オーガニック食品やベーカリー、精肉などは地元の産品を前面に打ち出す。
従来の大型店舗の見直しでは、アビニョンの大型店舗を鞍替えした「エサンシエル」が去る4月にオープン。1万平方メートルだった店舗を7500平方メートルにスリム化し、取り扱い製品も3万2000点から1万6000点に減らした。非食品を減らし、精肉とベーカリーについては地元の提携先に任せる形で費用節減を図る。このほか、ディジョンには9月3日に「Next」初号店をオープンする。こちらは、サラダバーやピザをその場で焼いて販売するといったサービスを特に重視。1万平方メートルの大型店舗の新しい方向性を追求する。