パリのギメ東洋美術館で、日本の現代美術家Mr.の特別展

パリのギメ東洋美術館では、日本の現代美術家「Mr.」の「A Call To Action」展が9月23日まで開かれている。米国の歌手・音楽プロデューサーのファレル・ウィリアムス氏がキュレーションを担当したこともあり、話題を呼んでいる。Mr.の絵画や彫刻のほか、2人がコラボしたインスタレーションなどが展示されている。
ギメ東洋美術館は年に1回、現代美術家を招いて特別展を開催することで、若者をターゲットに入館者層を広げることを目指している。年間入館者は30万人ほどだが、2018年には18才未満の入館者が前年比で31%増加し、18−26才の年齢層でも23%の増加を記録した。また音楽、講演会、映画などを交えた多様なプログラムを組み、パリのパレドトーキョーやLE SILENCIO
(映画監督のデビッド・リンチ氏が考案したメンバーズクラブ)などとの提携も行い、2014年からは展示会場の改装にも取り組んでいる。
ギメ東洋美術館の運営・投資予算は2018年の場合で1000万ユーロほどだが、このうち半分は補助金でまかなったものの、残りの半分は自前で調達する必要があり、そのため他の美術館(ルーブル・アブダビ美術館など)への所蔵美術品の貸出しを積極的に実施している。またメセナ活動による収入は2018年には77万5000ユーロと少ないが、2015年比では47%増加した。