サルコジ元大統領、新著がヒット作に

サルコジ元大統領が6月末に出版した新著「情熱(パッション)」が、1ヵ月余りで22万2249部を売るヒット作となった。出版社のドロプセルバトワール社が発表した。4万部余りの増刷もなされたという。
元大統領は新著の中で、政治家としてのキャリアを振り返りつつ、様々なエピソードを披露。後任となったオランド前大統領をこき下ろすなど、ジャンルのお約束を守り、ファンにアピールする内容となっている。サルコジ元大統領は政界から引退しており、各種の刑事事件での追及の対象ともなっているため、政治の表舞台への復帰は考えられず、本人も重ねて否定しているが、共和党がリーダー不在で窮状に陥る中で、保守有権者層における人気は根強い。ある世論調査によると、保守有権者層においては87%がサルコジ元大統領に好感を示している。ただしこれはある種のノスタルジーの産物で、戻ってくる気づかいがない分、いとおしく感じているだけという部分もあるだろう。