沈没の潜水艦ミネルブ、51年ぶりに発見

1968年に沈没した仏海軍の潜水艦「ミネルブ」の残骸が7月22日に発見された。事故から51年が経過し、ようやく発見された。
ミネルブは1968年1月27日にトゥーロン港沖で行方不明となった。ニースの地震観測所で水中の爆発が観測され、仏海軍は行方を捜索したが発見されず、捜索は1969年に打ち切られた。事故時にミネルブには52人の軍人が乗っていた。
2017年に行方不明となったアルゼンチン海軍の潜水艦「サンフアン」の残骸が、大規模な捜索の末に発見されたことがきっかけとなり、遺族らの要望を受けて仏海軍は昨年に、ミネルブの捜索再開を決めた。残骸は、トゥーロン港沖45kmの地点で、約2400メートルの海底で発見された。捜索に協力した米国の調査船「シーベッド・コンストラクター」が、ソナーと無人機を利用した捜索により位置特定に成功した。それに先立ち、仏公的研究所IFREMERが付近の海底地図を作成し、また、CEA(仏原子力庁)が事件当時の観測データを用いて捜索すべき海域を特定していたことが、今回の発見に貢献した。
残骸の発見により事故原因の完全な解明が得られるのは期待薄であるという。軍隊省は、発見された場所で追悼式を行う方針を明らかにした。