革命記念日:パレード後にシャンゼリゼで騒乱

7月14日は革命記念日に当たり、パリのシャンゼリゼ大通りから凱旋門にかけての場所で恒例の軍事パレードが行われた。
シャンゼリゼ大通りは「黄色蛍光ベスト」の抗議行動の中心地であり、破壊行動などが発生したのは記憶に新しい。黄色蛍光ベスト派は今回の軍事パレードに合わせてシャンゼリゼでの抗議行動を計画。マクロン大統領がパレードで通過した際に、沿道の黄色派がブーイングをするなどの抗議行動を行った。また、軍事パレード終了後の同日昼過ぎには、警察側の発表によると合計で300人程度が小さなグループに分かれてシャンゼリゼ大通りに集まり、バリケードを築いたり、ゴミ箱に放火するなどして騒乱を引き起こし、治安部隊と衝突する場面があった。警察は、衝突が発生する前に無許可の抗議行動を阻止する目的で行った逮捕を含めて、同日午後までに175人を逮捕した。以前の暴動や破壊行動に比べると被害は小さかったが、「黄色蛍光ベスト」が自らの存在を改めて誇示する機会にはなった。
折しも、ドリュジー環境相が下院議長時代に開いていた「豪華晩餐会」の問題が報じられており、この問題は、昨年夏のベナラ事件に続いて、マクロン政権のイメージ低下を招く「夏の連載物」に発展するリスクもある。「黄色蛍光ベスト」など反対派は、豪華晩餐会で供されたオマールエビをからかいの材料に用いるようになった。ドリュジー環境相の辞任を求める声が与党LREMからも上がっており、政府がどのような対応をするかが注目されている。