パリ・モンパルナス駅周辺地区再開発、プランが公表に

パリ・モンパルナス駅周辺地区の再開発計画が11日に公表された。公聴会の手続きが開始される。
モンパルナス駅前の高層ビル「モンパルナスタワー」は、設計事務所ヌーベルAOMの設計担当により改装されることが決まっている。モンパルナスタワーに接するビル「CIT」も、設計事務所ラカトン&バサルのプランが採用され、改装されることが決まっている。両方とも、2023年末の引き渡しが予定されている。これと連動する形で、パリ市は、モンパルナスタワーを中心とするモンパルナス駅周辺地区を再開発地区に指定し、2018年には計画案を決めるために国際コンペを主催。これで選定されたリチャード・ロジャーズ氏のプランが今回、公表された。
モンパルナスタワーを含むブロックは、1970年代の都市計画において特徴的な閉鎖型のショッピングモールとなっているが、計画案では建物を一部壊し、レンヌ通りからタワーに向かう地盤面のルートを作ることで、周辺地区の街路との連続性を強調した人間的な街づくりが志向されている。植栽を豊富に配し、都市内の緑地という側面も強調される。全体で7ヘクタールの地区が再開発の対象となり、費用は8億ユーロを予定するが、現在の20万平方メートルの建物を全体で2万平方メートル分増やすことにより得られる収入で費用を捻出する計画。2024年のパリ五輪に間に合うように一部の工事は終えるが、全体が完成するのは2030年になる見通し。