国鉄SNCF、切符販売窓口の減少で批判集中

夏休みが始まり、帰省客が鉄道を多く利用する季節がやってきた。利用客の間では、国鉄SNCFの新戦略に対する不満の声も上がっている。
最大の不満は、駅の販売窓口の閉鎖が増えていることに関係している。SNCFは乗車券等販売のオンライン化を推進する一方で、駅における販売窓口の整理を急速に進めている。労組CFDTの集計によると、5000人程度の販売係員が削減されており、小さな駅では販売窓口が一切ないところも増えている。最近では、弱視の高齢者が駅の窓口閉鎖のため切符が買えず、車内で100ユーロの罰金を請求されたケース(SNCFは後にこの罰金を取り下げた)が報じられて話題となったが、この種の強硬な罰金請求のトラブルはこのところ増えている。また、利用客の多い時間帯には、窓口が混雑して待ち時間が2時間を超えるような場合もあり、サービス後退を問題視する不満の声が高まっている。
SNCFが鳴り物入りで発売した有利な割引会員制度についても、ローカル線で地方により利用できない場合があるなど、落とし穴が多いといった苦情の声が上がっている。SNCFが記名式の乗車券の一般化を進めて、検札で身分証の提示を求める状況が増えていることにも、利用客は戸惑っている。
SNCFはそうした中で8日にたばこ販売店連合会と協定を締結、たばこ販売店へのローカル線(TER)及び高速鉄道(TGV)の乗車券等販売委託に着手した。5地域圏(ブルゴーニュ・フランシュコンテ、グランテスト、ペイドラロワール、ノルマンディ、プロバンス・アルプ・コートダジュール)で今夏から試験導入を開始する。