コメディアンの剽窃告発チャンネル、ガド・エルマレ氏と法廷闘争に

ベンと名乗る人物が運営するユーチューブのチャンネル「CopyComic」が、コメディアンのネタのパクリを告発する検証動画を投稿して話題になっている。最初の投稿は2017年10月に遡るが、最近では、大物コメディアンのガド・エルマレ氏が投稿動画に反撃し、法廷闘争を開始したことから一段と注目される結果を招いた。
これまでにベンによる告発の対象となったのは、テレビタレントのアルチュールや、コメディアンのジャメル・デブーズなど大物が多く含まれる。ジャメル・デブーズを含む告発対象のコメディアンの舞台の演出を手掛けたカデル・アウン氏が、コメディアンのモ・モラーヌ氏をベンと見定めて、脅迫まがいの手口で締め出しを図り、モラーヌ氏がカナダ・ケベック州に移住する結果を招いたという場外乱闘にまで発展。最近にジャメル・デブーズ氏は休業を表明したが、こうした騒動と関係している可能性もある。
ベンのCopyComicは、主に北米のコメディアンが披露していた元ネタを発掘し、共々掲載するという形をとっている。ガド・エルマレ氏は、無許可で抜粋を掲載されたとして、その削除を求める訴えを起こした。エルマレ氏の弁護士は、投稿者の身元に関する情報を請求するための前提条件として、訴えに踏み切ったと説明しており、身元を特定の上で適切な対応をすると予告している。CopyComicについては、剽窃を告発するのは正しいとしても、業界人の間の中傷や復讐等の道具に使われて、かえって不健全な結果を招く恐れもあるとする声も聞かれる。