MEDEF、マリオン・マレシャル氏の夏季集会招待を断念

経営者団体MEDEFのルードベジュー会長は6月28日、今年の夏季集会に極右系のマリオン・マレシャル前下院議員を招待するのを断念したと発表した。MEDEFは8月に開く夏季集会の中で、ポピュリズムに関するラウンドテーブルを開催し、パネリストとしてマレシャル氏を招く予定だった。マレシャル氏は極右政党FN(現RN)に所属し、RNのマリーヌ・ルペン党首の姪、FNを創設したジャンマリー・ルペン氏の孫に当たる。現在は政界から退き、私立学校を経営しているが、保守と極右の糾合実現に意欲を示すなど、節々でメディア露出を余念なく展開している。ルードベジュー会長は、ポピュリズムの主張の経済面での矛盾が露呈する機会になればと考えて計画したが、マレシャル氏に発言機会を与えることが目的だと勘違いされたのは残念だ、とコメントしている。
ルードベジュー会長は就任から1年が経過したが、表立った失策はこれが初めてとなった。会長はガタズ前会長時代に広がったMEDEF内の対立を修復することに成功、マクロン政権との関係も良好に保っていた。今回の騒動では、マクロン大統領のLREM党の政治家らがMEDEF夏季集会のボイコットを予告するなどの騒ぎとなっており、会長が譲歩しなければ事態の収拾は難しくなっていた。MEDEFは2日に総会を開き、組織改革案(地域別組織の権限強化を主な内容とする)の投票を行うが、今回の事件がどのような影を落とすかが注目される。