ブレストで銃撃事件、イマームなどが襲撃される

仏ブレスト市(ブルターニュ地域圏フィニステール県)で27日午後4時頃に、銃撃事件が発生し、2人が負傷した。事件が起きたのはスンナ派のモスク兼イスラム文化センターの前で、イマームと信者1人がモスクから出てきたところを、自動車で乗り付けた男性が銃撃した。被害者2人は病院に搬送されたが、生命の危険はないという。
容疑者はその数時間後に、モスクから10kmほどの場所で死亡しているのが発見された。頭部に銃創があり、自殺したと考えられる。容疑者は22歳で、精神疾患の疑いがあり、被害者のイマームにより脅かされているので反撃しなければならないという被害妄想を抱いていた可能性があるとみられている。ただし犯罪歴はなく、被害者と直接の面識があったかどうかは不明。
襲撃されたイマームは2015年にネット上で、女性蔑視的な見解を表明したり、子どもたちに対して「音楽を聞くと豚になる」などと発言して物議を醸した一方で、2016年には民主主義への参加や投票を呼びかけて、過激組織「イスラム国」から敵視されるなど、注目度の高い人物で、容疑者は知名度の高い標的を意図的に選択した可能性がある。