流通業者、AI利用の画像・顔認識を取り入れ

ルモンド紙は22日付で、流通業者などによる人工知能(AI)の利用状況について報じた。食品小売大手カルフールは、グーグルと協力して顔認証を利用した決済サービスの導入を準備している。カルフールは中国で、アプリWeChat(テンセント傘下)と携帯電話の下4桁を用いて、顔認証による決済技術を試験導入しており、同様のサービスをフランスでも準備している。ただ、中国とは異なり、生体データを中央のサーバーに登録しておくことは個人情報規制が壁となり困難で、技術面で解決すべき問題が残っている。ソデクソ(給食サービス)も、中国でベンチャー企業Aeye-Goの協力を得て、画像認識と顔認識を組み合わせた自動決済サービスを社食などで導入。セルフサービス方式でお盆に乗せた食品を画像認識で把握し、顔認識で利用者を特定して自動的に決済を完了するという仕組みで、同社はこれを年内にフランスでも導入することを目指している。
ある識者は、5年前に流通業者が無線タグで実現しようとしていたサービスが、画像認識により可能になりつつあると指摘する。AIにより画像認識の精度が格段に上がり、これで無人レジや無人店舗といった展開が射程内に入った。アマゾンGOのようなプロジェクトを、フランスの大手業者も着々と準備している。