欧州11ヵ国のオフィス満足度調査、フランスは最低に

不動産コンサル大手サヴィルズはこのほど、欧州11ヵ国を対象に行ったオフィスの満足度調査の結果を発表した。59%の従業員が、全体としてオフィスの就労環境に満足していると回答した。この調査は、合計で1万1000人の従業員を対象に実施され、各国について、半数余りを首都圏勤務者、残りを地方の主要都市の勤務者として行った。
オフィスの満足度については国によりかなりの開きがあり、最も高いオランダでは73%が満足と回答、逆にフランスでは最も低く、49%に留まった。フランスの場合、通勤時間が30分超の人が全体の49%と、調査対象の11ヵ国の44%に比べて多く、これが一つの要因であることが考えられる。ただし、最も満足度が高かったオランダにおいては、通勤時間30分超の人が50%とさらに多く、フランスの満足度の低さはそれだけでは説明できない。フランスの場合は、選択の幅が小さく、同じ就労環境を迫られる(静かで集中できる場所がない、休憩場所に欠ける、など)という問題が指摘されている。
全体として、オープンスペースで勤務する人は51%に上ったが、そのうち3割の人が、オープンスペースは生産性に悪影響を及ぼすと回答。個室で勤務する人の場合は、自らの就労環境を問題視した人は11%に過ぎず、大きな差が出た。コワーキングスペースやホットデスキング(ワークステーションの共有)も評判は芳しくなく、ホットデスキングは、最も普及している英国において、従業員の評価が最も低かった。