SNCF、総合的な移動支援アプリを提供

フランス国鉄(SNCF)が利用客に提供してきた移動支援モバイルアプリ「l’appli SNCF」が6月19日から、新たな機能を加えて、総合的な移動支援アプリとして「l’Assistant SNCF」の名称で提供され始める。l’appli SNCFはすでに1300万回のダウンロードを記録した人気アプリで、日常的な短距離の移動に際して、利用できる電車などの交通手段の時間割やドアツードアでの所要時間などを提示する機能があったが、l’Assistant SNCFでは各種のモビリティサービス(配車サービス、タクシー、レンタサイクル、電動キックスケーターのシェアリングサービス、地下鉄・バス・トラムなどの公共交通機関)の予約と支払いを一括して行なう可能性を提供する。近年、新タイプのモビリティサービスが続々と登場したが、各サービスは異なる事業者が運営し、相互に連携がないことが難点で、SNCFはこれに着目し、各種サービスを総合して取り扱えるアプリを考案した。
各事業者と提携の条件を交渉する必要があるため、l’Assistant SNCFで利用できる配車サービス、タクシー、バスなどは当初は限定的だが、徐々に利用可能なサービスを追加していき、年内にはウーバーやBlaBlaLines(BlaBlaCarの短距離ライドシェアサービス)をはじめとする配車サービス大手や駐車場予約サービスなどを統合する見通し。将来的にはSNCFが運営する高速鉄道や都市間鉄道の利用も可能になる予定。