ベルサイユ重罪院長官、自宅で暴行の被害

ベルサイユ重罪院のマガリ・タバロー長官(54)が17日、自宅で襲撃を受ける事件が発生した。関係者らに衝撃を与えている。
同日には2人組の男が配達を装って長官の自宅を訪問、窓を開けた裁判官に対して、拳銃のような武器を顔面に向けて発射し、逃走した。長官は目に負傷を負い、手術を受けたが失明の可能性は低いという。武器は護身用の殺傷能力のないものと見られている。
重罪院は禁固10年以上の犯罪を裁く裁判所。ベルサイユ重罪院の管轄下にあるイブリーヌ県のマニャンビル市では、警察官2人が自宅でイスラム教過激派により襲撃を受けて殺害される事件が発生しており(2016年6月)、今回の襲撃事件により、関係者の間では改めて動揺が広がっている。襲撃を受けたタバロー氏は、17年間に渡り予審判事を務めた後、2015年にベルサイユ重罪院の長官に就任した。数年前に脅迫の対象となり、警察の護衛を受けたことがあるが、事件当時は護衛の対象とはなっていなかった。