プラティニ氏が事情聴取、サッカーW杯カタール開催を巡る疑惑で

ナンテール地検は18日、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長を務めたミシェル・プラティニ氏を勾留の上で事情聴取を行った。2022年サッカーW杯のカタール開催の決定に当たって不正があった疑いで取り調べを行った。プラティニ氏は19日未明に釈放され、容疑者としての捜査への切り替えは見送られた。
仏司法当局は、2018年W杯(ロシア)と2022年W杯(カタール)の開催地決定に当たり、汚職や職権乱用、不当な影響力の行使があった疑いで捜査を進めている。プラティニ氏の事情聴取においては、特に、2022年W杯の開催地決定に当たって、カタールを後押しした疑いが焦点となっていた。開催地が決まる直前の2010年11月23日に、仏大統領府において「秘密会合」が開かれ、サルコジ大統領(当時)、カタールの現首長タミム・ビン・ハマド・アルサーニー氏、プラティニ氏が出席したといい、この際にカタールを推す政治的な圧力行使で協議がなされた疑いがある。同日には、事件当時に仏大統領のスポーツ問題顧問を務めたソフィー・ディオン氏がやはり勾留の上で取り調べを受け、ゲアン大統領府長官(当時)も証人として事情聴取を受けた。ディオン氏についても地検は容疑者指定を見送った。