シャネル、2018年に増収増益

仏シャネル(高級ブランド)が2018年の業績を発表した。堅調な増収増益を達成した。
シャネルは上場企業ではないが、2年前から業績発表を行っている。2018年の売上高は111億ドル(99億ユーロ)となり、前年比で10.5%増(調整前では12.5%増)を記録。高級ブランドの世界市場の成長率(6%)を上回る増収率を達成した。営業利益は8.0%増の30億ドル、純利益は16.4%増の22億ドルをそれぞれ記録した。
地域別では、アジア・太平洋地域が19.9%の増収率を達成し、欧州(7.8%増)を抜いて同社の最大市場となった。中国事業には陰りは見えず、欧州市場との価格差是正の効果で、現地購入の増加が3年来続いている。米州での増収率は7.4%だった。
シャネルは純負債ゼロの無借金経営を続けているが、2018年には資本的支出を2倍に増やし、10億ドル超とした。対売上高比で9%と、競合よりも高めの水準としてデジタル化や店舗の刷新を進めた。広告・マーケティングには16億ドル強を投資した。新製品としては、昨年夏に韓国市場を皮切りとして男性用の化粧品シリーズを投入した。
シャネルのアーティスティック・ディレクターを務めたカール・ラガーフェルド氏が昨2月に死去したが、同社では、シャネル生え抜きのビルジニー・ビアールを後任として、チームが一丸となって新たな状況に対応していると説明。新コレクションも好評で、成長力に懸念はないと強調した。