政府、CDGエクスプレスの開業を2025年末まで延期

ボルヌ運輸相は5月29日、パリ東駅とロワシー・シャルルドゴール空港を結ぶ直通鉄道列車CDGエクスプレスの開業を2025年末まで延期すると発表した。開業時期は当初、2024年パリ五輪にあわせて2023年12月を予定していたが、この日程を遵守したとすると、CDGエクスプレスと線路を共有することになるRER(郊外連絡急行)B線が工事の影響で運行が大幅に乱れることが確実視されていた。政府はパリ首都圏のカドー知事にCDGエクスプレスに関する報告書を依頼し対応策を模索していたが、予測通りにパリ五輪にあわせた開業が大きな混乱を引き起こすことが指摘されたため、イルドフランス地域圏(パリ首都圏)のペクレス議長及びパリのイダルゴ市長などを中心に、この開業日程への反対が強まっていた。ボルヌ運輸相は、利用客の便宜に配慮して、開業を2025年末でに延期すると説明。この決定を受けて、仏国鉄SNCFは、五輪開催中にはRERのB線で、パリと空港を結ぶ特別ダイヤを編成する。