ジョニー・アリディさんの遺産争い、未亡人に不利な判定

人気歌手の故ジョニー・アリディさんの遺産相続を巡る訴訟で、ナンテール地裁は28日、アリディさんの居住地をフランスと認定する判断を下した。相続にはフランスの法令が適用されると認定した。未亡人のレティシアさんにとって厳しい判断となった。レティシアさん側は判断を不服として控訴すると予告した。
レティシアさんは、アリディさんの遺言状を根拠に、遺産の全体が自身と2人の養子に帰属すると主張、レティシアさんの実子であるダビッド・アリディさん及びローラ・スメットさんと争っていた。実子の側は、子供への遺産分配の権利を認めているフランスの法令を援用し、レティシアさん側は、アリディさんが米国居住者であったため、フランスの法令は適用されないと主張していた。裁判所はこの争いについて、アリディさんの職業上の対象がほぼ全面的にフランス及びフランス人であったことを主な根拠として、アリディさんの死去とそれに先立つ数年間の居住場所がフランスであったと認定、その結果として、相続に関する係争を裁く権限はナンテール地裁に属するとの判断を下した。
控訴がなされても本件審理を中断する効力はなく、ナンテール地裁は引き続き、2人の実子に分配すべき遺産について審理を行う。裁判長は双方に対して、調停を通じて和解の道を探るよう勧告した。