アンボワーズ城でダビンチの死に関する特別展開催

仏アンボワーズ城で、レオナルド・ダビンチの没後500年の記念行事の一環として、ダビンチの死をテーマにしたユニークな特別展が開催されている。ダビンチは、パトロンだったフランソワ1世の居城があったアンボワーズで1519年の死去まで3年間を過ごした。ダビンチの墓はアンボワーズ城サンユベール礼拝堂にある。ダビンチはフランソワ1世の腕の中で息を引き取ったと流布されており、フランソワギヨーム・メナジョが描いた絵画「レオナルド・ダビンチの死」(1781年)が根拠となっている。ただし、後世になって、国王はダビンチの死には立ち会っていないという歴史的事実が判明している。メナジョは、ジョルジョ・バザーリが書いた「芸術家列伝」の初版(1550年)のなかで、ダビンチが「国王の腕の中で亡くなった」との記述を元にして描いた。「レオナルド・ダビンチの死」にインスピレーションを得て、同じ構図の絵画などが作成され、ダビンチと国王が親密な関係にあったとし、ダビンチの天才が国王の偉大を強調するのに利用されたと指摘する向きもある。特別展は9月2日まで。