リヨンで爆弾テロ、容疑者が逮捕

リヨン市内で24日(金)夕方に爆発事件があった。往来に置かれた箱が爆発し、13人が負傷した。当局は爆弾テロ事件と断定し、捜査を続けていたが、27日の朝にカスタネル内相は、リヨン市内で24歳の男性が容疑者として逮捕されたことを明らかにした。
爆発は24日の17時28分に発生した。現場は、市街地の中心に位置する2区のビクトルユゴー通りで、ブリオッシュ・ドーレの店舗そばに置かれたクラフト紙製の箱が爆発した。防犯カメラの映像から、この箱は爆発の1分前に、自転車に乗った男が置いていったもので、警察は男の写真を公表し、その行方を追っている。男は帽子やサングラスなどで顔を隠していた。付近に居合わせた人々のうち13人が爆発により負傷。26日時点で入院を続けている負傷者もいるが、いずれも比較的に軽傷だった。
当局の分析によると、爆弾にはTATP(過酸化アセトン)と呼ばれる手製の爆薬が用いられており、殺傷力を高めるために金属製のビスや玉が封入されていた。また、電子回路と乾電池6本、プラスチックのかけらなどが見つかっており、遠隔操作で爆発したものと見られている。TATPはイスラム過激派がよく使用することで知られるが、その製法はインターネットなどで広く流布しており、イスラム過激派以外にも使用例は多い。爆弾の残骸からはDNAの痕跡が発見されたが、当局が保有するデータベースにはこれに合致する人物はいなかった。犯行の狙いは今のところ判然としていない。
パリマッチ 27日