パリのオテルデュー病院、一部が再開発の対象に

パリ首都圏の公共医療機関を統括するAP-HPは16日、パリ・ノートルダム寺院に近接するオテルデュー病院(2.2ヘクタール)の改修計画について、コンペの結果を発表した。施設の3分の1を民間企業に貸与して再開発の対象とし、その資金を利用して残りの病院施設の近代化を行うという計画。ノバクシア(不動産開発)が率いるコンソーシアムが、ブイグやエファージュなどの競合を退けて選定された。
計画では、ノートルダム寺院前の広場に面した2万1000平方メートルの部分が、民間企業に80年間の賃貸契約にて貸与される。テナント料は全期間合計で1億4400万ユーロに上る。コンソーシアムは賃借する部分の改修費用を負担、テナント料を含めて合計3億ユーロを支出する。整備は2025年までに完了する計画で、店舗、バイオテク分野のインキュベーター、住宅の3つの部分が整備される。店舗の整備はアムンディ(資産運用)が主導、店舗、レストラン・カフェ、食品市場などが入居する。観光客をターゲットに、フランス製品を中心とする店舗を選ぶ。パリ市とAP-HPは店舗の選定において拒否権を確保した。インキュベーター(1万平方メートル)では、米バイオラブ社がここに欧州本拠を置く。住宅と託児所はトワエジョワ(郵便ラポスト・グループ傘下)が運営する。他方、AP-HPは1億ユーロを投資し、病院として残る部分の改修を進める。