ホメオパシー医薬品、健保払い戻し廃止を当局機関が勧告か

仏HAS(健康高等機関)は15日、ホメオパシー医薬品の便益評価の手続きを開始した。意見書案を関係者に提示し、反論の機会を与えた上で最終意見書を策定する。意見書案の内容は公表されていないが、報道によると、ホメオパシー医薬品の健保払い戻しを全廃することを提案する内容という。
ホメオパシーは代替医療としてフランスでは以前から普及している。ホメオパシー医薬品製造のボワロン社はこの分野で世界的大手でもあり、合計で3社が国内で製造に携わっている。ホメオパシー医薬品は現在、30%の健保払い戻しの適用を受けている。ボワロンら3社は反対意見を表明して払い戻し防衛を図る見通しで、最終意見書が提出されるのは6月上旬以降になる。
最終意見書を受けて決定を下す権限は保健相にあるが、ビュザン保健相の周辺は、意見書の勧告に沿った決定が下されると話している。ホメオパシー医薬品については、反対派の医師などから、効果がないだけに留まらず、適切な治療を受ける機会を阻害することにつながる故に有害だとする批判の声が出されている。