ノートルダム寺院再建法案、下院を通過

ノートルダム寺院再建に関する法案が10日、下院を通過した。次は27日に上院で審議される。
法案は、修復工事の円滑な推進を図る措置を定めると共に、一般の小口の寄付を対象にした税制優遇措置の導入を盛り込んでいる。法案については、右派を中心とする野党勢力が批判的な姿勢を鮮明に打ち出したのに加えて、与党議員の中にも慎重論があり、下院審議は紛糾した。右派勢力は、焼失した屋根と鐘楼を以前と同じに再建するよう要求。政府がこの機会にノートルダム寺院を改変するつもりで、それを容易にするために全権を握ることができる特別立法を準備しているとする主張を展開した。法案には、修復工事の事業主体となる公社の設立と、都市計画法等の適用を除外する特別措置を、オルドナンスと呼ばれる行政命令により定める権限を国会が政府に付託する条項が盛り込まれており、これらが特に審議における攻防の対象となった。下院は結局、一定の修正を追加した上で法案を採択した。