仏コルマール市、テレビ番組の影響で中国人観光客が殺到

中国人観光客がアルザスのコルマール市に殺到している。中国のHunan TVが昨年6月に、市内のビストロを中国料理店に見立てて、中国人スターが出演するリアリティドラマ・シリーズ(12話)「Chinese restaurant」を3週間にわたり撮影、これが放送されて大人気を呼んだ。中国および国外のSNSでの視聴は25億回に達し、コルマールを訪問した中国人観光客は2018年に前年比で70%の増加を記録した。年初来も中国人観光客の増加は2桁台を維持している。これまでは、チューリッヒ(スイス)に到着した中国人観光客は主に仏ミュルーズを訪問していたが、「Chinese restaurant」の人気で、コルマール市に立寄る中国人観光客が増えた。撮影場所となったビストロのほかに、他の観光名所への訪問も増えている。
コルマール市長によると、同市を訪れる観光客は平均で1日70-80ユーロ(宿泊費除外)を支出しているが、中国人観光客も地元のお土産品を中心に同額を支出している。コルマール市の外国人観光客のうち中国人観光客は2.5%を占めるに留まっており、更なる成長が見込まれる。地元の観光局では、中国人観光客に関する半日の接客セミナーを実施したほか、飲食店に対し、中国語メニューの提供などを呼び掛けるなどの誘致努力を行っている。